
5月1日(メーデー)、天気は快晴。
東京も気持ちの良い朝でした。
新宿発8時30分の「あずさ7号」で帰ってきました、信州へ。
ゴールデンウィークのなかで、家族連れが多い列車でした。
車窓からの山々は美しい日本の春を映していました。
皐月、五月、一年で最もさわやかな季節。
新緑の山の彼方、中央アルプス、空木岳、南駒ケ岳などの雄姿です。

5月14日早朝、陸上競技にエントリーする二男を駅まで送っていった。
今日から3日間に渡って競技が行われるのだという。
前日は大雨だった。
このところ五月晴れといった日が少ない。
ゴールデンウィークは4日、5日と連休にした。
両日とも雨だった。
4日は雨の中を飯田市に入院している同級生を見舞った。
1月半ばから持病が悪化して闘病を続けている。
5日は長男を松本市まで送っていった。
7日8日は東京、9日10日は雨、11日12日も東京に出張した。
13日は朝から田植えをした。
4条植えの歩行型の田植え機で、4反分を約4時間で植えた。
途中から風が強くなり、雨が降リ出した。
休みを取らずにひたすら植えた。
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この季節は、田圃に張られた水面が鏡となって、地上と天上を融合させる。
鏡は「神」に近いという。
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二男は100m×4リレー、400m、200m、400×4リレーに出場。
リレーは決勝まで残った。

その昔、田植えは大勢の人手がかかる大仕事だった。
近所の農家と「結い」を結び、助け合いながらすすめた。
子供達も手間の一翼を担っていた。
農繁休業(お手伝い休み)ということで学校も休みになった。
その昔は、何日市も何日も、場合によれば一ケ月ほどは田を植えたという。
今は機械化され、我家の田植え機は年に半日動くだけである。
日本農業は高コストだといわれるけれど、
短期間に最も機械化された業種ではないかと思う。
私の記憶の中には、父が牛を使って、田ごしらえをした記憶がある。
その後は耕運機、トラクターと進化していった。
アルプスは、ずっと昔から、そんな人間の生業をじっと見つめてきたのだろう。

15日早朝5時半に駒ヶ根を出て、東京での結婚式に出席した。
天気は久しぶりの快晴。
信州は、アカシヤ(ハリエンジュ)の花が満開の季節。
途中の山々は若葉青葉がまぶしかった。
25歳同士の二人は、五月晴れの空の下、
仲間に囲まれて、天子の庭(エンゼル ガーデン)で夫婦となった。
二人の前途に幸多かれと祈った。

18日朝、出勤途中の切石公園。
山ツツジの花が緑に映えている。
例年より早い花の開花。
燃えるような赤い花に初夏の訪れを感じるのは、
私だけではないと思う。

このところの降水で大幅に水かさを増している大田切川。
一雨くればたちまちにして増水する。
日本アルプスの山々は高く険しい。
アルプスに降った雨は三日程で海にたどり着くという。

このところ雨の日が多い。
すっきりとした、爽やかな、五月晴れ、とはなかなかいかない。
今年はまるで、4月が五月晴れで、5月が梅雨のようだ。
アルプスの雪解けも早い。
「雲開けて 新緑の峰 ツバメ飛ぶ」
「五月雨に 行方定めぬ 花筏(はないかだ)」

たまたま通りかかった道端の畑の一角に見事なルピナスの花。
ルピナス、和名を昇り藤(ノボリフジ)。
様々な色の花々が競う合うようにして咲いている。
これは宿根ルピナスという園芸種だという。

テレビコマーシャルで有名な、養命酒 駒ヶ根工場。
工場の入口には満開のシャクヤクの花々。
五月の風を受けて今を盛りに花開く。
何処からとも無くアカシヤの花の香が漂い、爽やかな香りの共演。

5月30日、久しぶりに一日全休にした。
部屋の片付けや、パソコン内の片付けをした。
今朝は早朝6時から耕地のゴミ拾い。
ゴミゼロの日で、大人だけでなく子供も一緒に地区清掃をした。
美しい地域の創造が、ひいては安全・安心・快適な住環境の創造につながる。
ガラスの割れた窓、シャッターの落書き、捨てられたゴミの山、
汚れた街は、不思議と治安の悪化に繋がり、犯罪が増加するという。
花や緑がもたらす効用は、人間社会において計り知れないものがある。


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