◆松◆ ◆松◆ ◆松◆
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July/2003

July・7月

◆高烏谷山◆

梅雨の晴れ間の高烏谷山(たかずやさん)。
駒ヶ根市と伊那市にかかる信仰の山だ。標高1331m。
高烏谷山は上伊那のほぼ中央に位置する。
子供達が小学生の頃、幾度か登ったことがある思い出の山だ。


◆ムラサキツユクサ◆

初夏から秋にかけて咲くムラサキツユクサ。
おしべに細かな毛が密生しているのがよくわかる。
この花を見ると、なぜか中学生の頃の理科室を思い出す。
ビーカー、試験管、顕微鏡、薬品のにおい、独特の机、標本だな・・・・。
・・・・・・・・多感な時代でした。


◆中央アルプス◆

7月5日朝、出勤直前に撮影した中央アルプス。
残雪がまだかなり見える。梅雨時なので雲に隠れていることが多い。
上伊那の各中学校の恒例行事となっている西駒登山が今月中旬頃から始まる。
みんなで汗をかいて、みんなで苦労をして、みんなで不自由な山小屋に寝て、
みんなで助け合って、みんなで頂上を極めた。その感激は今も忘れる事は無い。


◆紫陽花の花が咲く頃◆

紫陽花の花が咲く頃、季節は初夏を迎えている。
乳白色の雲や霧の中で、大地はしっとりと濡れ、草木は瑞々しく大きく成長する。
川の水も豊かに流れ、蕗の葉にまどろむ雨蛙たちも惰眠をむさぼっている。
晴れ間が少ないとはいえ、暑くもなく、寒くもなく、梅雨のあける日をただ待ち続けている。


◆乳白色の世界◆

梅雨の空は乳白色。
乳白色の空は地上近くまで下りてきて、雨で大地を洗っていく。
汚れてしまった思い出も、ほこりを被った夢や希望も、
毎日毎日降る雨に、幾度となく洗われて、いつしか美しさをとりもどす。
悲しみも切なさも、「雨降りじゃあしょうがない」という諦めに、清められていく。


◆光前寺開山様のお祭◆

7月13日、光前寺耕地衆による開山様の法要が行われた。
大人も子供も参加して、午後1時から耕地内の河川清掃などの作業を行った。
その後、午後3時から光前寺講堂にて法要、そして庚申塔、供養塔をお参りして慰労会。
小原元祖一千年供養塔は万延元年(西暦1860年)の建立である。
毎年旧暦の6月17日。新暦になって7月17日に行われてきた。
最近はこの日に近い日曜日とした。
通算すれば、本年は1143回めの開山様のお祭である。
小原一族16戸は、藤原様の命により、京都は八瀬大原の里から、
慈覚大使について寺院建立のためにこの地に来たと言い伝えられている。


◆チダケサシ(乳茸刺)◆

土手に咲くチダケサシの花。
何とはなしに咲いている土手の花々だが、
ふと立ち止まって、見とれてしまう事がある。
華やかさは無くても、清楚な美しさが、純真な姿が、しばし時を止まらせる。


◆トリトマ◆

今にも泣き出しそうな空の下、
アフリカ原産のトリトマの花が咲く。
なぜか、今年の梅雨は長い。
晴れ間は長くは続かず、青空らしい晴れ間を見ることは少ない。
果樹や農作物に日照障害が出てきているともきく。梅雨明けが待ち遠しい。
7月21日、九州では湿舌による集中豪雨で多くの被災者が出た。ご冥福をお祈りいたします。


◆中央アルプス◆

7月26日、朝の中央アルプス。
今年は残雪がふもとからも良く見える。
例年ならば梅雨の雨に融けているはずなのに。
あの3月4月の暖かさは何だったのでしょう。そして6月7月のこの涼しさは。
ヨーロッパは異常に熱いといわれた7月。日本は異常に涼しい7月だった。


◆夏の庭◆

29日早朝の庭、この日、私は都内を通過して千葉まで行った。
とちゅう山梨県の笹子トンネルを抜けると空が泣き出した。
東京と千葉は雨が降ったり止んだり、事故が多く渋滞に泣かされた。
午後は3時から都内で会議。その頃には明るくなっていた。
よく30日は朝から雨。事故渋滞をぬいながら外環へ。練馬から一路、新潟県へ。
雨天の中を花火と祭りの準備をする長岡市、日本海を見晴るかす柿崎。
そして駒ヶ根に帰宅したのは夜中。東京湾から日本海まで、2日間で約900kmのドライブでした。







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