◆松◆ ◆松◆ ◆松◆
◆ようこそ、PINE HILLへ◆
March/2003

March・3月

◆南アルプス・千丈岳◆

3月1日、朝は霰だったがしだいに雨に変わり、一日中降り続いた。
よく2日、朝から快晴。東に見える千丈岳は雲か雪煙かに、たなびいていた。

◆霧氷◆

振り返って西山を見れば、ある地点を境にして山は真っ白に凍っていた。
下界は雨でも、山はまだ冬。氷細工のような木々が日の光にくっきりと輝いていた。

◆春の空を飛ぶ飛行機◆

柔らかい春の空の青さに、ゆっくりと流れる雲。
その合間を飛行機が飛ぶ。何処から飛び立って何処へ行くのかは地上ではわからない。

◆中央アルプス宝剣岳◆

光前寺の杉木立の彼方、
柔らかい春の陽射しを浴びてゆったりとたゆとうアルプスの峰。

◆雪解け水◆

春がきた。川の水が弾む。弾ける。踊る。飛び上がる。
生きとし生きるものが待ち望んでいた春がきた。待ちに待った春がきた。

◆長野県立赤穂高等学校◆

3月8日、長野県立赤穂高等学校の卒業証書授与式。
長男の高校生活が修了した。私は保護者代表として謝辞を述べた。

◆南アルプス千丈岳◆

日に日に、日の出が早くなり、日に日に、日の光が濃くなって、
日に日に一日が長くなっていく。ねずみ川の橋の上から、木立の彼方に千丈岳。

◆駒ヶ根市立赤穂中学校◆

3月18日、駒ヶ根市立赤穂中学校の卒業証書授与式。
二男の中学校生活が終わり、義務教育課程が修了した。さらば、すばらしき少年の季節よ。

◆土手焼き(野焼き)◆

お彼岸の頃、彼方此方で土手焼きが行われた。
害虫駆除の為の野焼きだ。茶色の土手が真っ黒に変わり、やがて緑の新芽が生えてくる。
3月20日、U.S.A.ブッシュ大統領はイラクへの宣戦を布告した。
アラビアの古都バグダットは戦火の炎に燃え上がっている。
アフガニスタンに引き続き、これはまるでブッシュ帝王の蜂の巣退治のようだ。

◆坐禅草◆

駒ヶ根高原の大沼湖付近には坐禅草の群落がある。
雪解けを待ちかねたようにむっくと起き上がり、不思議な花を咲かせている。

◆水芭蕉◆

光前寺裏山に咲く水芭蕉。
父をはじめ駒ヶ根郷土研究会の方々などで移植したものだ。

◆福寿草◆

春といえば福寿草の花。目に眩しい黄金色の花。
「春の嵐は少年を鍛える」というけれど、雪にもめげずに一早く咲く福寿草はすごい!
3月も出張の多い月だった。東京、千葉へ。金沢へ。あるいは名古屋へ。
春は別れと旅立ちの季節でもある。様々な青春の節目の季節。
二男は高校に合格した。長男は大学浪人を決め4月から予備校の寮に入る事になった。
激動する世界情勢と、低迷する日本経済の片隅で、明日を見つめる子供たちがいる。





◆先月へのDOOR◆

先月へのドアです。
ノックしてお入りください。

◆DOOR◆
「PINE HILL・
その昔」のドアです。
ノックしてお戻り下さい。

◆翌月へのDOOR◆

翌月へのドアです。
ノックしてお入りください。

ohara@komagane.com