 光前寺に向かう道筋に、たくさんの水仙が咲いた。 北割２区営農組合の方々が中心になって、毎年植え続けてきたものだ。 秋には大勢の人々が協力して球根植えを行い、地域恒例の行事になりつつある。 かつて我が家からも軽トラック一台分の球根が移植された。  青い空と白い雲を背景にしてサンシュユが咲く。 木に花咲く春。葉よりも先に満開に咲く春の樹木。  このところの暖かさは、今年も異常気象の影響を受けている。 「気象台観測史上最も早い・・・・」という報告がめずらしくなくなっている。  通勤途中の畑の奥に見事に咲き誇る白梅。 咲き始めたかなと、行ってみれば、一気に満開の梅林。  東伊那にある栖林寺（せいりんじ）の枝垂桜。 伊那山脈の山懐に抱かれて、春の風にやさしく揺れていた。  伊那福岡にある馬見塚公園。例年よりはるかに早い花の開花。 中央アルプスの白雪が松林に映え、新緑の柳は風に揺れていた。  春陽を浴びて煌くように咲く、馬見塚公園の岩山躑躅。 紫色の花のトンネルを孫と散歩するお祖父さんの姿が見えました。  我が家の長男の記念樹であった枝垂桜を、早実グランドに移植して数年。 染井吉野の並木の中に、まだまだ背丈はないものの、見事に咲き誇り、これからが楽しみです。  伊那市と駒ヶ根市を結ぶ火山（ひやま）峠のふもとの民家。 今はめずらしくなった茅葺きの家に、花桃が美しく咲いていました。  黄色は元気をいただける花。 中央アルプスを望む地に、一面に咲く菜の花畑。  土手に咲く水仙。しだれ桃の柔らかい桃色。そして楓の芽吹き。 何となく懐かしさを感じさせる田園の春。過去から吹く風が優しく私を包み込む。 
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