世界中で、同じ時間に、同じ歌を、大合唱!
20XX年6月2X日夏至駒ヶ根地球を歌声で包む。
「地 球 人 類 大 合 唱」




「地球人類大合唱」の提言  2007年2月3日、小原茂幸

(趣意書)
▽人類は化石燃料を活用することによって飛躍的な発展を遂げ、人口は爆発的に増加しました。 しかしその反面、温暖化による地球環境の変化は、生命体にとって危険な領域に達しつつあります。 また、戦争の世紀といわれた20世紀が終わり、新しい世紀となって7年目を迎えました。 人類は、21世紀に輝かしい未来を夢見ていたのですが、U.S.A.における2001.9.11同時多発テロと、 その後のU.S.A.の進行によって、希望は無残に打ち砕かれました。 人類は今、エネルギー、食糧、資源などの争奪戦の様相を呈してきました。

▽またインターネット、ケータイによる情報革命は、世界をますます狭くしていき、 市場経済社会は「個」による社会を推し進めています。 私たちは、「自分達さえ良ければいい、今さえ良ければいい」という狭い考えを捨て、 30年後の子供たちのために、今できることを、今しなければならないと切に考えます。 ますます多様化する価値観と、ますます複雑に絡み合う利害関係の中で、 考えなければならないことは、地球規模での公益です。 そして、地球市民に今求められていることは「環境への取組み」と「平和と協調」ではないでしょうか。

▽そこでご提案いたします。地球人が誰でもできることです。20XX年6月2X日、夏至の日に、 世界各地から沸き起こる「歌声」で地球を包み、環境の時代にふさわしい「平和と協調の大切さ」を訴えたいと。 世界の彼方此方で同じ時間に、同じ歌を歌い、大合唱にしたい。地球を同じ歌で結びたい。 地球全体を包む歌声で平和と協調の大切さを共有したい。

▽日本は島国ですが、古来より森の文化を育んできました。 森の文化は再生の文化です。大地に、樹木に、石に、家にも、台所にも、道具にも、神々が宿る国です。 1800年代、世界最大規模の都市であった江戸は、100万人の人口を擁する環境都市だったそうです。 武家屋敷は緑に囲まれ、町民も鉢物の花を愛で、古着、古布、かまどの灰までをリサイクルし、 お城を囲むお堀や運河を利用して物資が輸送される水の都でもありました。 命と時間を大切に思う民族であり、「和をもって尊しとする」民族でした。
鎖国政策から、近代国家をめざした明治時代においても、様々な文化を吸収しました。 発展の礎としたことは、教育と交通だともいわれています。 どんな地方の村にも学校を作り、道路や鉄道が町と町を結びました。。 学校教育には、音楽教育も重要なものとされました。 文部省唱歌は、子供のための歌とはいえ、スコットランドやナポリなどの世界各地の民謡も採用されました。 日本人はきわめて多くの世界各国の曲を口ずさむ事のできる民族です。

▽そして、「ともしび新宿店」は50年余の歴史を持つ歌声喫茶です。 食事をしながら、お酒を飲みながら、その店に集う全員で歌を歌います。 その歌声は日本の歌はもちろん、ロシア民謡から、フランス国歌、ラテン音楽まで幅広く歌い継がれています。
いま、団塊世代が定年を迎えるにあたり、全国各地での出前歌声喫茶が大盛況の時代を迎えています。 まちおこしに、社会参加に、協働のまちづくりに、様々な場面で活躍されています。 またハバロフスクや北京、釜山など、海外公演の実績もあります。 この「ともしび新宿店」を核にして、この日本から世界に歌声を発信していきたいと思います。

▽20XX年6月2X日夏至、日本時間午後9時。 北京午後8時、ジャカルタ午後7時、モスクワ午後2時、ヘルシンキ午後1時、イタリア、フランス、ドイツ正午、 イギリス午前11時、リオデジャネイロ午前9時、ニューヨーク午前6時、サンフランシスコ午前3時・・・・・・。 10分間隔で12曲プラス2曲。
インターネットを介して、世界を結び、賛同していただける各国の「平和と協調」を願う人々の歌声によって、 地球を大合唱で包みたい。 皆様、是非この企画に、ご助言、ご協力をお願いいたします。(*サマータイム要確認。)










(課題点等)
▽この企画を提言するに当たり、いくつかの課題が浮上しました。
一つには、著作権の問題です。地球規模でのイベントとなると、 場合によっては地球規模での著作権料を支払わねばならなくなる可能性があります。 ただ、著作権の期限切れの歌曲もあります。各国の民謡などが該当しそうです。 しかし場合によっては、翻訳に著作権がついていることもありそうです。 さすれば、それぞれの国の民謡を原語のまま歌うことで、解決できるでしょうか。 また、歌によっては著作権料が放棄されているものもあるようです。 (ここでも提案があります。このイベントを機会にして、一つのオリジナル曲を作詞作曲する。 その著作権料で賄う。ということが可能かどうか。)

▽二つ目には、どのようにして、この大合唱を体現するかという問題です。 時刻は電波時計の時代です。同時に歌うことは、さほど問題は無いと思われます。 カウントダウンしながら、いっせいに歌うことは可能です。 しかし、世界各地で同時に歌っても、隣国の歌声は聞こえません。
一つには、インターネット。ライブカメラを設置して、一つのアドレスにリンクをはる。 世界12カ国の代表地をネットで結ぶという手があります。 しかし、できればTV中継、少なくともラジオ中継ぐらいはしたいものです。 どなたか、いいアイデアはございませんでしょうか?

▽三つ目には、誰が指揮をとるかという問題です。 ただ単に、予め決められた歌を同時に歌うことはいいのですが、 誰かが指揮をとり、曲の合間に各国を結ぶ会話をしたいものです。 連帯を実感したいものです。 地球規模で実況中継できる指揮者が欲しいです。

▽その他、実現するには様々な問題がありそうです。しかし時代は、IT、インターネットの時代です。 情報革命によって地球はますます狭く、そして忙しくなっています。 何らかの技術が、そして知恵が解決してくれそうです。
そして、これは「夢」です。ばかげた夢かもしれません。 でも、これをやってみる価値はあると思います。
歌声喫茶は、50代から70代の方々で花盛りです。 そして今、戦後日本の高度経済成長を担った、団塊世代が定年を迎える時代です。 知恵と汗と努力で、たくさんの優秀な製品を、仕組みを世に送り出してきました。 世界中に行き渡っている日本製品を作った人々、世界中に商品を売り歩いた日本商社員。 この方々の知識とネットワーキングを活用すれば、不可能が可能になるかもしれません。
夢よもう一度、この夢のような話しを、実現してみませんか。 今一度、夢を実現すべく、力をお貸しください。









GO BACK

(C)Shigeyuki Ohara, All Right Reserved