「9.11」



2003年9月11日
小 原 茂 幸

▽再び9月11日が来た。 二年前の9月11日の夜、NHKのプロジェクトXを見て、天気予報を見て、午後10時からのNHKニュース。 台風の進路も心配だったが、アメリカからの映像が届いているという事で、 映し出されたニューヨーク貿易センタービルのビル火災。 何事が起こったのだろうと見つめる中、飛行機がぶつかったらしい、との報道。 なぜと、思うまもなく、二機目の飛行機がビルに衝突。・・・・・・・・。 これは事故ではない、戦争の始まりだ。 ・・・・・・・。更にペンタゴンにも。一時は5機ほどが自爆体制に入っている等とのアナウンスも。 そして、TVのなかで巨大なビルが崩れ落ちていった。 ・・・・。20世紀は戦争の世紀であった、が故に21世紀は明るい未来にという思いもむなしく、 こういう戦争の仕方があったのかと、人類は新たな時代に入った事を予感させられた。

▽あれから2年、アフガニスタン、イラクと戦争の火種は消える事を知らない。 憎しみの連鎖は、報復へと結びつき、ますます安全は遠のいていく感がする。 平和の為の戦争、報復、正義の戦い、神の御加護、聖戦。・・・・・・・。 いかなる場合でも、いかなる時においても、敵であれ、味方であれ、身を削って生み育んだ我が子を、 戦場に送り出す母親の気持ちを、忘れてはならない、と思うのだが・・・・・。 今宵は満月。駒ヶ根で見る月も、中近東で見る月も、U.S.A.で見る月も、まん丸な月である。 (S.Ohara)









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