美しい駒ヶ根市の創造
2001年8月1日
小 原 茂 幸
仕事の関係から、年に120日間程を県外に出張です。
多くは東京、中京方面ですが、
北は山形から南は島根、山口まで行きました。
そこで感じることは大都市と地方の較差です。
都会はミニニューヨーク、ミニトーキョーですが、
地方の文化のなんと豊かなことでしょう。
そして、駒ヶ根の自然の雄大さです。
中央アルプスと南アルプスの眺望は、
箱庭的とは言え、他に例を見ないものです。
かつて私の父が言うことに、
都会に出ていった子供たちが、
「やっぱし生まれた駒ヶ根が一番いい」と言って、
戻って来たくなるような環境作りをしなければいけない、と。
故郷に求められるものは、
職(食)と技(芸)と仲間(コミュニティー)です。
製造業が益々海外移転する時代に、
稲作を基本にした水と森の民である日本人が、
今や環境産業となった農業を再興し、
兼業農家を再認識し、
住環境のレベルアップを図り、
駒ヶ根を田園調布や芦屋にも負けない、
日本で一番住みやすく美しい街にしたいと考えます。
(2001.8.1「市報こまがね」掲載原稿)
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