 11月３日、ふと通りかかった結婚式場の横で、 放たれた風船が青い空に吸い込まれるようにして昇っていくのを見た。 青い空に散らばる風船を見上げて、すがすがしい気持ちが心に広がった。  街路樹のメープルが紅葉する道から中央アルプスを見た。  信州大学農学部のユリノキの並木  我家の庭から見る南アルプスも白銀に輝いていた。     11月７日土曜日、昭和伊南総合病院の「秋の花壇整備」を行なった。 病院職員と花と緑と水の会の仲間との共同作業だった。 年々、花壇が整備され、訪れる方々の心を癒して上げられるようになってきている。 その後、千寿園、実習花壇と作業は続き、お昼までかけて冬の準備が終了した。  11月19日月曜日、天気快晴、 東伊那のふるさとの丘から見る中央アルプスのパノラマは絶景だった！  南京櫨（ナンキンハゼ）の実がなっていた。 この木の紅葉は美しい、赤や黄色そして緑が入り混じっている。 白い実は無数になっていて、まるで花が咲いたように見えた。  冬の木々は一糸まとわぬ姿で、寒風の中で春を待つ。 冬の厳しさを知るものは、その厳しさに比例して、 春の日が訪れた時の感動を、迎えることができるであろう。  冬の、西の空が、束の間、夕焼けとなった。 何となく、寂しさを感じるには、適切な場面だと感じた。 
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