◆松◆ ◆松◆ ◆松◆
◆ようこそ、PINE HILLへ◆
February/2005

如月・February・2月

◆レインボーブリッジ◆

2月2日、東京に出張した。
朝、積雪15cmの駒ヶ根を出た。
中央高速は諏訪まではチェーン規制。
しかし、山梨は快晴、富士山もくっきりと見えた。
レインボーブリッジの見えるお台場で昼食。
東京の湿度は20パーセント。
この時期は、太平洋側と日本海側の季候の差に驚かされる。
3日は節分、銀座で昼食。小さな木の升に入れられた豆が季節の彩りを伝えていた。



◆冬の小川◆

4日は立春。
快晴の天気に恵まれて雪は日に日に融けていく。
陽射しが強く感じ、日の暮れるのも遅くなった。
小川の水もさらさらこぼこぼと心地よい音色を響かせていた。
5日、久しぶりに休日とした。
花と緑と水の会の集いを途中で抜け出して、
資源エネルギー庁長官の小平信因さん(駒ヶ根市出身)の講演をお聞きした。



◆自然の造形◆

先月末に激しい吹雪の日があった。
南から吹く風が雪を吹き飛ばし、みごとな曲線の造型を作った。
風が創った芸術作品だ。



◆光前寺遠望◆

暦の上では立春とはいえ、毎日寒い日が続いた。
8日9日は名古屋に出張した。
名古屋は暖かだった。
建国記念日のあたりは、−7度C、−5度C、−7度C、とかなり冷え込んだ。
天候が崩れて雪になると水分を含んだ重たい雪となった。
里は静かに春を待っていた。



◆雪景色その1◆

春の雪は水分が多く湿った雪だ。
山の木々も電線も竹林も白い雪で覆われた。
枯れ木に白い花が咲いた。
自然が織り成すみごとな水墨画の世界。
四季折々の変化がすばらしいこの地に生まれた事に感謝。



◆雪景色その2◆

13日午前中、太鼓道場で練習。
昨年より新人が4名ほど加わった。
駒ヶ根太鼓保存会としては人手不足の折から大歓迎。
私は時々しか応援できないけれど、太鼓の魅力からは離れたくない。
太鼓の鼓動は大地の鼓動。
太鼓の鼓動は心の鼓動。
歴史と風土が太鼓の響きを呼び起こす。



◆春を待つ山肌◆

17日18日は東京に出張した。
太平洋側は乾燥注意報が出ていた。
気温は10度Cで暖かかった。
日本海側、新潟は19年ぶりの大雪だという。
18日はビックサイトで開催されていたインターナショナル・ギフトショウを視察。
朝10時から16時まで、ひたすら歩いて見学した。
雑貨、家電、園芸、食品、ペット用品、など等、膨大な量だ。
年を追うごとに、一日では、見切れなくなってきた。
***
春を待つ山肌は、春を待つ木々の気に満ち満ちている。



◆駒が池より中央アルプスを望む◆

19日は友人の結婚式に太鼓を打った。
20日の夜は、東伊那農業公園の森林公園ワークショップに参加した。
二男は長野県の南の果て、天龍村で行われた梅花駅伝に出場した。
駒ヶ根高原、駒が池から望む中央アルプス。
2月の山は厳寒の中に佇んでいる。



◆葉牡丹ビオラ◆

昨年秋に植えたビオラと葉牡丹。
零下10度Cの日もあったのに、けなげに咲いている。
可憐な花の持つ生命力の強さには驚かされる。



◆ネコヤナギ◆

21日22日は再び東京に出張。
泊まったホテルの横で蘭展があったのでちょっとばかり見学。
蘭の花も凄かったが、物凄い数の人だった。
23日はスペシャルオリンピックスの駒ヶ根市・宮田村がサポートしたコスタリカ選手団歓迎会。
会場で太鼓を演奏し、交歓会にも参加した。
春を告げるネコヤナギが白い芽を膨らませはじめた。



◆中央アルプス連峰◆

25日、再び積雪5cm。
真青な空に、春を待つ山がすがすがしかった。
夜は松本の信州大学病院に生体肝移植をした同僚を見舞った。元気でほっとした。
人生様々、人生塞翁が馬、「宿命」という言葉の重みを、重く感じた。
駒ヶ根市、飯島町、中川村の市町村合併は27日の投票日を前に揺れ動いていた。
新市の名称「中央アルプス市」が大きな要因となっている。
合併は賛成だが、名前が気に入らないという人が多いように見受けられた。
そして、27日の投票(意向調査)。
結果は駒ヶ根市反対多数、飯島町反対多数、中川村賛成多数となった。
結果として、合併問題は白紙に戻った。
残念ながら、チャンスは失われた。



◆空木岳・南駒ケ岳◆

「二月は逃げる、三月は去る」というが、今年の二月は早かった。
昨年春から取り組んだ伊南市町村の合併は、結果として幻に終わった。
時代の流れ、世界の動き、日本の立たされている立場を考えたとき、
非常に残念なことに思った。
「バスに乗り遅れた」どころではない。
「バスは行ってしまった」当分、追いつけそうに無い。
「仲良く力をあわせて頑張っていこう」と意気に感じた人々にとって、
このショックはしばらくの間、尾を引きそうだ。




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