◆松◆ ◆松◆ ◆松◆
◆ようこそ、PINE HILLへ◆
October/2004

神無月・October・10月

◆10月6日の朝◆

10月6日、雨上がりの朝、
久しぶりに中央アルプスを見た。
千畳敷では、すでに紅葉は九月の下旬に盛りを終えている。
今年は台風などの影響で落葉が激しかったときく。
山の木の実も落下して、
全国的にお腹を空かした熊の出没のニュースが賑やかだ。



◆紅葉の中央アルプス◆

秋は雨とともに深まっていく。
とはいえ、今年の台風の多さはどうした事だろう。
すでに、八っつの台風が日本に上陸した。
三重県などでは大きな被害がもたらされた。
そして、台風22号が再び本州を直撃する気配だ。
フィリッピン沖の海水温が上昇している、コーカサス高気圧の勢力が強い。
地球温暖化の影響だろうか、様々な憶測が広がる中、季節は確実に流れていく。



◆秋の畑◆

しっかりと水分を補給されて、
今年の秋野菜は元気が良い。
雨風に痛めつけられても、日の光を受ければ元気に胸をはる。
私の好物の冥加もたくさん出た。
畑の縁に植えられたマリーゴールドも元気だ。
実りの時、収穫の秋、豊穣の秋、やがて来る冬への準備の季節。



◆台風が過ぎ去った後の夕焼け◆

台風22号は今年日本に上陸した9番目の台風となった。
九州沖に居る時は920hp、本州を縦断する予測だったが、
9日には、伊豆半島に上陸、関東地方を駆け抜けた。
記録的な940hpという強さを持っての進行だったが、速度を速め、一気に抜けた。
午後5時過ぎ、激しい雨が小ぶりになると、当たりが俄かに明るくなった。
私は勤務先の伊那市で、山の彼方に、彩雲と、虹を見た。
そして、大自然の美しいシーンが繰り広げられた(これは二男が家で記録した写真である)。



中央アルプス慕情 台風の後 台風の後の夕焼け 夕焼け
9日午後5時過ぎ、激しい雨が小ぶりになると、
当たりが俄かに明るくなった。
南の彼方に目を廻せば、厚い雲の彼方に、うっすらと青い空が覗いていた。
やがて雨は完全に上がり雲が高くなった。
日没が近づいている。
と、思うやいなや、空が再び明るくなった。
地上の全てを燃え尽くすかのような真赤な夕焼け、見事な地球のパフォーマンスだった。



◆御十日稲荷例祭◆

10月10日、駒ヶ根高原、菅の台。
御十日稲荷の秋の例祭、戦後復興されて8年目を向かえた。
光前寺、小原一族が祀ってきたお稲荷様だ。
伝承によれば文永二年(1265年)からの歴史がある。
今年は回り番の当番を務めた。
80軒に案内状を送付し、27軒が出席した。
当番の6軒で準備をし、お札を作り、しめ縄も作った。
お金で買えば済むものを、あえて手作りする事の尊さを再確認した。



◆中央アルプス初雪◆

10月15日早朝、山はうっすらと薄化粧をした。
例年より5日ほど早いという。
気温8度C、今年の夏の暑さに慣れてきた身にとっては、寒い!!
しかし、すっきりと気持ちよく晴れ上がった朝だ。



◆15日の朝、初雪◆

山がうっすらと薄化粧した頃、
里の秋はゆっくりと深まってゆく。
柿の実が黄色く色づき、林檎が赤く色づいていく。
まだ霜は下りてはいないが、
張り詰めた朝の大気が、しっかりと我が身を包んでいる。



◆東伊那より中央アルプスを望む◆

午後、職場のある伊那市から火山峠を越えて駒ヶ根に出た。
快晴の秋の日が暖かく大地を包んでいた。
東伊那から見る中央アルプスはまた格別に雄大である。
河岸段丘の下、この景色の中ほどを、天竜川がとうとうと流れている。



◆コスモスと中央アルプス◆

駒ヶ根花と緑と水の会、花と緑のサポーターの会の実習花壇。
季節季節で、花の勢力が変わり、
班ごとに育てた花壇も、その時々で姿を変えた。
今は、遅咲きのコスモスが咲き誇っている。
快晴の空の下、秋の陽射しを受けて、花々がせいいっぱい咲いている。



◆コスモスと南アルプス◆

広域農道沿いにコスモスが大量に植えられている。
鮮やかな美しさが、運転するドライバーの目を和ませる。
花の美しさには人を癒す力がある。
はるか彼方、南アルプスの千丈岳のシンメトリーな姿が、また美しい。



南アルプス 豆まめ豆マメ豆 赤とんぼと赤唐辛子 !!!驚かせて、ごめんなさい!!!
17日、天気は快晴、北割二区の区民運動会が行われた。
朝8時半から12時まで、小学校のグランドいっぱいに楽しんだ。
私は5人が1チームになってリレー形式でボールを運ぶ競技に出た。
トップでたすきを受け取り、ついついハッスルして、転倒もしてしまった。
しかし、みごと一等賞に輝き、久しぶりの1等に、とっても嬉しかった。
午後は家の周りの秋を写真に収めた。
その後、松本の長男の住むアパートに冬物を届けた。



◆秋色◆

南の海では台風23号、24号が発生したという。
今年は異常に台風が多い。
これも地球温暖化の影響だろうか。
早い春の訪れと長い夏、熱帯性の昆虫が、山の楢の木を枯らしているという。
山の熊さんは、立ち枯れで、木の実を失い、更に台風で木の実を失った。
お腹を空かせ、大風のストレスで、人間社会に、闇雲に侵入しているようだ。
美しい自然の営みの中で、自然環境が大きく変化している。



◆秋の畑◆

10月19日20日と東京出張。20日の午後はどしゃ降りの雨となった。
台風23号は、今年度、本土上陸10個めの台風となり、観測史上最多だという。
中央道をハイスピードのワイパーで運転したが、安全のために、結局八王子で一泊した。
その夜、台風は伊那谷を横断し甲府を抜け、関東から太平洋に抜けた。
翌21日は台風一過とはいえない曇りの日だった。
10月23日土曜日午後、花と緑と水の会にて菊華祭に出展するコンテナガーデンを作成。
夕方6時から懇親会。・・・・そして眩暈にも似た横揺れ、・・・・新潟中越地震。
情報が明らかになるにつれて、事態の深刻さが判明してきた。
震度6が一晩に3回、その後の余震!、そして余震!!、また余震!!!。
26日、雨の富士五湖を経由して伊豆の伊東へ、会議に出席。
オレンジロードは台風の爪痕が激しかった。
翌27日は伊豆スカイライン、箱根を抜けて戻った。
31日は浜松へ出張。
今月も多忙な月だった。
・・・・、それにしても、自然災害の多い年となった。
東海地震の警戒地域に住む身としては、明日は我が身かもしれない。
被災者の方々の一日も早い復興をお祈り致します。
(秋の畑には、菜っ葉、大根、ウコン、ヤーコンが大きく育っている)




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