木戸の西側の田は休耕して豆を植えました。
畑にそのまま種を蒔きますと、山鳩にすぐ掘られてしまいます。
ビニールハウスの中で苗をおこして移植しました。
豆は人間にとって最適な蛋白質です。
出荷しようとすれば、厳しい品質検査をパスしなければならず、
なかなか米と同じような収穫は望めません。
しかし、妙さんやばあちゃんが作る煮豆は大好きです。
(1997/7/1)
濃い桃色の小さな花がいっぱいに咲くコマチソウ。
別名、ムシトリナデシコ。
なぜこの花が虫を捕ることができるのかと不思議に思いますが、
茎の上部にねばねばした液を分泌していて、
そこに虫がとまると動けなくなってしまうことから、
この名がついたそうです。
虫を捕まえて、別段どうこうすることはないようですが、
虫から食べられないように身を守っているのでしょうか。
一面真っ赤になってとってもきれいです。
ほとんど雑草化しています。
(1997/7/1)
カンパニュラの仲間、モモバギキョウ。
優しい紫色のベルのような花を茎の下のほうから上へと、
順次咲かせていきます。数本の花が一斉に咲いて風に揺れる様は、
とっても爽やかな感がします。
カンパニュラはラテン語で「小さな鐘」。英名はベルフラワー。
モモバギキョウはそのまま「桃のごとき葉の」という意味です。
カンパニュラ、独特な響き。宮沢賢治の童話を思い出します。
この種類には「ほたるぶくろ」や「フウリンソウ」があります。
(1997/7/1)
ユリ科の多年草、キスゲ。
ニッコウキスゲのように鮮やかな黄色です。
これはしかし、園芸品種のヘメロカリスの仲間。
原産地は日本や中国ですが、アメリカなどで品種改良されたものだそうです。
かなり丈夫な植物で、乾燥や寒さにも強い植物です。
日本の在来種より一足先に咲き始めます。
ちなみに花の下に見える大きな葉はヒマラヤ雪の下の葉です。
(1997/7/13)
ドクダミ科のハンゲショウ。
葉が基のほうから白くなっていきます。
緑色の葉に純白の葉がとってもきれいに引き立ちます。
そして、やはり白く、細長い花が咲きます。
半夏生とは夏至から数えて11日目のことだそうです。
水辺や湿地を好む植物です。
今月は雨の日が多く、空梅雨かと思われた6月とは打って変わった天気です。
このところ山もずっと雲の中です。
(1997/7/13)
かわいらしいピンクの花がねじれて咲く、モジズリ。
蘭科の植物で、そのままネジバナとも呼ばれます。
幼い頃の学校の帰り道に、土手の芝生のような日当たりの良い場所で、
よく見かけたものでした。
最近では、出張に出かけた東京の代々木公園の近く、
車の運転席からふと見た道路の中央分離帯の芝生の中に、
その姿を見掛けました。
かなり群生していて、この排気ガスの中でも生きられる、
強い花だなと思うとともに、幼い頃を思い出しました。
(1997/7/13)
久しぶりに中央アルプスの姿を見ました。
梅雨明け後も山は雲に覆われていることが多く、
なかなかその姿を見ることはできませんでした。
大暑を過ぎて合歓の木も見事な花を咲かせつつあります。
桃色の孔雀の羽のような花。夜になると閉じる葉っぱ。豆科の夏の花です。
遠くから見ると緑の葉と桃色の花がくっきりと浮かび上がって見えます。
素敵な夏の樹です。
中央アルプスは夏山のシーズンを迎え、
今、地元の中学生の登山の時期になっています。
上伊那の中学生が入れ替わり立ち代わりで集団登山を行っています。
(1997/7/25)
今週は快晴の日が続き、夏らしくなりました。
田圃の稲も順調に育っています。
セミの声もにぎやかに聞こえます。
本家ではスイカの出荷に追われています。
とはいえ今年はエルニーニョ現象で冷夏とか。
台風も多く、週末にも来そうです。
子供たちが、都会より1週間遅れて夏休みに入ります。
(1997/7/25)


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