寒暖の変化が激しいこの季節。
里は雨でも、山は雪。
4月を告げる暦とともに、春は一気にやってきました。
昨日1日は勤務先の入社式。
明日3日は長男の大樹の中学校入学式。
4月は始まりの時。
何かを始めなければならないと感じる時。
(1997/4/2)
「駒ヶ根の青い空」ホームページを開設して、お蔭様で1年がたちました。
独断と偏見を持って、こつこつとしたためてきました。
このところ倦怠期も感じています。
そして、いま再び始まりの時。
ようやく立ち上がろうとしています。
昨夜見た西北の空に浮かぶ彗星の光。
ヘールボップ彗星の幻想的な姿。
再び現れるのは2400年後という孤独な星の旅。
時の流れを不思議に感じる夕暮れのひととき。
(1997/4/2)
春を告げる花、オキナグサ。
かつて、山野に群生していたこの花も、
今や野生の姿を探すことはほとんど不可能になってしまいました。
ブルドウザーやパワーショベルが動き、道路が開け、自動車が頻繁に通過し、
川はコンクリートで固められ、魚も住めなくなってしまったこの地から、
かつて共生していた身近にあった花々が消えていきました。
やがてはそこに住む人間も消えざるを得ないのかもしれません。
オキナグサのように長い綿毛となって、風に舞って何処ぞかに消えていくのです。
すでに都会では人々の心はこの地上の生き物からは、かけ離れたところに暮らしています。
(1997/4/2)
ミツマタは紙の原料として知られた木です。
冬の間、じっと蕾のままで寒さに耐えてきました。
今、ようやく三叉に分かれた枝々の先に丸くなった鈴なりの花を咲かせています。
春の花に特有の、葉が無い裸木に黄色い花が新鮮です。
ほのかな香りも有り、ジンチョウゲ科の仲間だそうです。
(1997/4/2)
馬酔木。
穂のように連なって咲く、すずらんに似た小さな花。
白色や淡い桃色の花。
艶のあるしっかりした葉。
かわいらしい花を咲かせる馬酔木。
しかし、この木には有毒な成分が含まれているといいます。
早春の花です。
(1997/4/10)
今年の春は一気にやってきました。
このところ雨の日が多く、じめじめした日が続いたせいか、
草木は一気に冬の眠りから覚めたもようです。
「高遠の桜」も今週末が満開の様子で、
例年より1週間から10日ほど早い開花です。
PINE HILLの庭も一気に春へと変身していきます。
梅、連翹、ツツジ、桜、水仙、すみれ、カタクリ、ヒマラヤ雪の下、等など、
一年ぶりの花の姿です。
(1997/4/10)
赤穂小学校、赤穂中学校とも4月3日に入学式がありました。
大樹は中学校の1年1組に、大知は小学校の4年2組になりました。
進級に当たり、クラス替えがあったので、2人とも新しい先生になりました。
朝7時には集団登校のため近くの辻に集合して行きます。
「大きくなったなあ。」と度々声をかけるほど、背が高くなるこの頃です。
元気で明るくのびのびできる毎日でありますように。
(1997/4/8)
4月12日土曜日天気快晴、PINE HILLの苗代作りの日。
年に一度の農業行事。一家6人総動員です。
機械植え用の苗箱にあらかじめ土を入れ、
それに発芽状態の種籾(品種は「花越前」)を蒔き、土を被せていきます。
それを苗代に運び、苗床に臥せ、ビニールで覆い、縄をかけて留めます。
昨年同様の3割減反ですから、苗箱は156枚。
午前中には無事終わることができました。
(1997/4/12)
久しぶりに、田の土手でのお茶のひとときです。
農業が機械化される以前は、しばしば野天でお茶を飲んだものですが、
農作業が減るに従い、外ではお茶をしなくなりました。
一汗かいた後のお茶は何を食べてもおいしいものです。
青い空の下、吹く風にあたりながら、山や田や畑を眺めながら飲むお茶。
「結い」が行われていた頃は、世間話に花が咲いたものです。
地域の共同体の中で、子供達は自然に教え教えられて大きくなっていきました。
(1997/4/12)
柔らかい春の陽射しに、
蝦夷ムラサキツツジの桃色の花が咲いています。
岩山ツツジより一足早く咲き始め、
春の訪れをいち早く知らせてくれます。
川の水かさも増えて、きました。
空を見上げれば、つばめが天高く飛びまわっています。
「お帰りなさい。ふるさとへ。」
(1997/4/12)


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