October/1996

October・10月

◆中央アルプス◆ 中央アルプスの紅葉が始まりました。 千畳敷カールは今が見頃のようです。 10月初旬、例年よりは幾分速いようです。
今年は夏の陽射しが強く、9月の雨は少なく、 例年になく見事な紅葉のようです。 私も行ってみたいのですが、なかなか時間が取れません。 山は逃げては行きませんから、じっくりと機会を待っています。
これより紅葉は、次第しだいに里に向かってやってきます。

(1996/10/2)



◆PINE HILLの秋◆ 秋は風に乗ってやってきます。
朝に晩に吹く風がめっきり寒くなりました。 いつしか、稲穂は黄色く色づき、日がすっかり短くなりました。
あちこちで、稲刈りが始まりました。 今年も豊作です。
政府では余剰米の取り扱いに早くも苦慮しています。 お隣の国をはじめ、世界の中には飢えが深刻な問題となっているのに、 贅沢な話です。


(1996/10/2)


◆ひがんばな◆ 秋の花と言えば、慢朱紗華。
緑の大地からぬっと突き抜けて咲く、赤い花。
燃えるように群れて咲く炎の赤。
父はこの彼岸花がよく見えるように、 この花が芽を出す前にきれいに土手の草を刈りました。
お蔭様で、今年もきれいな花を見ることができました。

(1996/10/1)



◆シュウメイギク(赤)◆ シュウメイギク。 この赤い華は野生のものです。
生命力が強く、PINE HILLのあちこちに増えました。 園芸品種の白の一重も咲いています。
別名は貴船菊。 もともと中国から渡来し、特に京都貴船の山中に多いことから、 この名前がつけられたと言われています。
貴船。
京都に暮らした、若かりし頃を思い出します。 京都には私の青春があります。


(1996/10/1)


◆コスモス畑とアルプス◆ PINE HILLの離れの二階から見たコスモス畑と中央アルプスです。
この日も一人のカメラマンが朝早くから訪れて撮影に没頭していました。
よく見ていると、コスモスの花は陽の光に向いて咲いています。
この花はどんなに痩せて小さくても、それなりに小さな花を咲かせます。
本当にけな気な花です。


(1996/10/2)


◆秋の畑◆ 10月10日、体育の日。 子供たちは東伊那のふるさとの丘で開催された、 歩け歩け大会、生涯学習大会に駒ヶ根太鼓・子供連で出演。 付添いの妙さんも、人手不足から急きょ駆り出されて、 しめ太鼓を打ちました。
PINE HILLの畑は夏野菜から秋物に変わってきました。 大根や里芋、サツマイモ等です。 ほうずきや柿の実がだいだい色に変わってきました。
なつめが熟れてきました。

(1996/10/10)


◆PINE HILLの稲刈り◆ 体育の日の翌日、PINE HILLの稲刈りの日。
小学校は昨日から4連休。 私も休日を頂き、妙さんは午前中はお休み、一家総出です。 本家の勝っちゃと正くんの親子2人がコンバインで刈ってくれます。 曇り空で心配でしたが、 昼飯を交代でとりながら予定通り刈り終えました。 刈った端からカントリーエレベーターに運び、 結局、4反分で48俵。予想していたより大豊作でした。
しかし、3割減反ですから父はちょっと不満気でした。


(1996/10/11)


◆イナゴ取り◆ 稲刈りの日にはイナゴも沢山取れました。 今年は昨年以上にイナゴが大発生し、 天気の良い暖かい日に土手を歩くと、 無数のイナゴが飛び跳ねています。 子供たちはもっぱらイナゴ取りです。ネットの袋に竹筒のような管を入れ、 取ったイナゴをそこから入れます。 イナゴは一日ほどおいて、母が佃煮にしてくれます。
かつては、これも大切な栄養源でした。
酒の肴や、ご飯のおかずに最適です。



(1996/10/11)


◆PINE HILLの秋◆ 紅葉は今、ゆっくりと、しかし確実に里に向かって下りてきています。 日曜日に大樹(長男)とMTBに乗って林道を走れば、 赤松に張り付いた蔦の葉がきれいに色づき、 桜や、白樺の木は赤や、黄色に彩られています。
大知(二男)はリトルリーグの試合でした。 まだ、三年生ですので、補欠の応援ですが、 所属する「北チーム」はライオンズ杯、 マイナーリーグ、市長杯と三連勝でした。


(1996/10/22)



◆先月へのDOOR◆

先月へのドアです。
ノックしてお入りください。

◆DOOR◆
「PINE HILL・
その昔」のドアです。
ノックしてお戻り下さい。

◆翌月へのDOOR◆

翌月へのドアです。
ノックしてお入りください。

ohara@komagane.com